前回、読書嫌いだった娘が、長い時間をかけた末に、ようやく自らが「読みたい!」と思える本に出会えた、と言う話をした。
そして、それは正に英語学習と同じである、と。
英語学習をする上で、いつ芽が出るのかなんて、誰にもわからない。
もちろん、目標をどこに定めるか、何の目的で英語を学ぶのか、によってもそれは変わってくる。
何より一人一人の能力はそれぞれ違うものであって、どの子がいつその目標に達するかは、すべて、その子次第。
いつその子のインプットがアウトプットになるか。
習いたてで、すぐ本領発揮する子もいれば、
中には3、4年たっても、思うような成果が目で見てはわからない子もいる。
でもその時は、必ず来る!!
少なくとも、私の生徒さんたちは、
遅咲きでも、「今だったか!!!」という瞬間が、必ず来ている。
そんな時は、本人とも、保護者さんとも、
めちゃくちゃ喜び合う!
だって、それまでの継続を思うと、もうほめる言葉しか出てこないから!!
だからそれまでは、本人にも、保護者さんにも、
家庭学習の定着と、英語への接触量の工夫をお願いする。
毎日10~15分でよいので、
時間を確実に決めて行うよう、その子に合った、細かなアドバイスをする。
読書の苦手だった娘は、お話を聞くのは好きだった。つまり本が嫌いだった訳ではない。むしろ読み聞かせは好きで「この本がいい!」と楽しんでくれていた。だから、ずっと読み聞かせを続けてこれたのだ。
だったら、好きな事からやればいい!
そこを伸ばし続けて行けば良いのだ。
その子の得意な所を、
私はレッスン中見逃さない。
その子自身を信じ、継続していくことの大切さ。
見た目では分からない根をグングン伸ばし、
その子独自の芽が出る瞬間を、
信じ、待ち、栄養を与え続ける。
個人差で時間がかかっても、芽が出て育ち、花が咲こうとするその瞬間を、
私はこれまで、沢山の生徒さんに見せていただいた。
本当にうれしい瞬間。
かけがえのない瞬間。
英語講師をしていて、
心から良かったと思える瞬間だ。
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