動詞の”S”?名詞の”S”?

今年の4月からプライベートレッスンを受講している高校生のAちゃん

10月の英検準2級に向け、一生懸命頑張ってくれています!

 

英検対策も佳境に入り、

難しい単語連語も徐々に覚え

 

長文のコツを説明すると、大問3の長文穴埋め問題も、見事に正解率アップ!

 

リスニングの聞き所のポイントを与えると、

苦手だった大問1の会話リスニング問題が、正解率急激アップ!

 

時間配分もOK!

 

解説したポイントを、とても素直に受け入れ、確実に点数を伸ばして来ました!

(えらいぞ~、Aちゃん!!)

 

ところが、ライティングがいつも、なんだかイマイチ…。

動詞が抜ける、be動詞と一般動詞の使い分けが不正確、

その他毎回、動詞に問題アリ。

 

なんかな~と思っていると、

なんと驚愕の事実が判明!

 

板書:He has no time to help his parents... ...~.

Aちゃん:「なんで、(主語が)単数なのに(動詞に)”S”がつくんですか?」

 

板書:The children have no time to help thier parents… ...~.

Aちゃん:「なんで、(主語が)複数なのに(動詞に)”S”が要らないんですか?」

 

?????

 

Aちゃんの疑問、わかります?

Aちゃんは、なんと3単現(動詞)の”S”と 複数(名詞)の”S”を、今まで同じ感覚として捉えていたのです!!!

 

これは、中学1年生で学習する内容

 

でも、Aちゃんは、ここがクリアにならないまま、英語学習を続けてきていたのです。

難しい単語を覚え、長文を読みこなせるようになってきていたものの、英作でケアレスミスと思われるものが多かったのは、この基本の文法ルールの理解が曖昧だったため。

 

でも、これ、決してAちゃんだけに限ったことではない!

 

英語で苦戦している人はほんとにちょっとした疑問が解決できてなかったり、絡まった糸がクリアにならないままそこに更に難しい英語を学習してきた結果、壁にぶつかってしまっているだけなのです。

 

この日、Aちゃんの動詞についての絡まっていた他の糸も、スルスルと解けていきました。

 

この疑問や絡まりを、どこまでさかのぼって見つけ出し、クリアにしてあげるかが、私達英語の講師の仕事です。

 

Aちゃん!これで前に進めるね!!